長いつぶやきの変わりにブログにします。
6月15日に「保育サポーター養成講座」の一講座として
”気になることの関わりについて”という項目で
講師依頼を受けています。
保育サポーター養成講座:http://rinkishikawa.ti-da.net/e4017075.html
養成講座となっていますが地域の住民や学校で支援している方など
様々な方も参加できるよう設定された会です。
今日はその講座内容を打ち合わせるために
うるま市ファミサポ(りんく・いしかわ)に行ってきました。
はじめの依頼の内容は「気になる子の対応の仕方」「発達障害の理解」的なことでしたが、
項目だけでなく、その依頼をした先方の想いを必ず深く聴くようにしています。
↑この時間を設けることで、満足してもらえるものを提供できるという利点だけでなく、
作業(生活)に目を向け関わることの可能性を地域に伝えるチャンスが眠っているかもしれないからです。
りんく・いしかわスタッフの方に、依頼内容に対する想いをお伺いすると
- サポーターと利用者が同じ地域で子育てする中で、ファミサポのサービス利用をきっかけに、共に地域でその子の成長を共有できる輪を作りたい。(ファミサポとは:http://www.city.uruma.lg.jp/DAT/LIB/WEB/1/fami-sapo.pdf)
- サポーターが気になる子と関わったときに、「お母さんのしつけが悪いから」という誤解をしないようにしたい。
- 様々な子と関わる中で、その子にとっていい関わりが持てるようにしたい。
- 預かるサポーターが不安や自信をなくすようなことがなく、ファミサポの活動を続けられるようにしたい。
という熱い想いがあることがわかりました。
この想いを実現させるために
- サポーターと利用する保護者が、子育てに対し恊働できること。
- サポーターも保護者も子どもとの関わりに対し自信を持って関われる(エンパワメント)
が重要であることをスタッフの方と共有し
そのために生活に焦点を当てて子どもを理解することを伝えました。
『生活に焦点を当てる』とは
例えば
「自閉症だから自分の家じゃない場所で過ごすことにパニックを起こすことがあります」
という情報よりも
「自宅や家族などその子の慣れた環境では大丈夫だけど、初めての場所や人など、慣れていない環境に対し子どもはよく不安を感じます。時におさえきれないほど過度に不安を感じる子もいますし、その不安を言葉にできず、泣いたり、暴れたり、叫んだり、逃げたりすることで伝えようとする子もいます。」
というように実際によくある生活での問題に対し、子どもの視点で『どうして困っているのか』を伝える。
生活に焦点を当てた情報の利点は、
- その問題が実際起ったときに、そのサポーターができる具体的な対応をとることができます。
- その問題を保護者と共有するときに、「自閉症だから…」ではなく「初めての場所に不安だったんですね。でもこんな対応したら過ごすことができましたよ」と伝えることで、保護者も受け取りやすく、かつ自分の生活のヒントにもなります。サポーターと保護者の恊働につながる可能性がありますね。
伝わったようでした☆
今回の講演の内容は、発達障害の理解ではなく、
サポーターと保護者がともに子育てを見つめていけるための子ども理解
ということになりました。
楽しみです!!
0 件のコメント:
コメントを投稿