学科会議で1人の同僚が
「学生には作業を扱っている事例を探すよう声をかけています」
と話し始めました。
臨床実習を目の前にした学生たちに
どんな補講をさせたほうがいいのか?
の議論の中でのことでした。
職場では何年も前から解決できないままの悩みがあります。
障害に焦点を当てるか
作業に焦点を当てるか
もちろんみんな「ぼくは障害に焦点は当ててない」「クライエント中心です」
と胸を張っていっています。
みんなクライエントが好きだし,
学生も大好き。
今自分がやっていることが
「クライエント中心」であり,「障害に焦点を当てた介入」ではない
と信念を持っています。
作業のこと
クライエント中心のこと
面談のこと
作業遂行のこと
クライエント中心について伝えようとした声は
その信念を前に,なかなか届かないようでした。
そんな中,今日の会議の一言は
前から作業について耳を傾けていた人ではなく,
もう届かないと感じていた人の中からの声でした。
きっと,以前職場にいた人が,一生懸命植えてきた
作業の種(資料配布)が
花咲いたのだろうと思います。
今朝,急いでAnn Fisher先生の作業についての文献(OTジャーナルVol37.410-414)を
そっとその方の机に置きました。
「これもらっていいの?読んでみるね~」
そう笑顔で言ってくれた様子にほっと一息・・・
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