2011年7月19日火曜日

頑張る作業の実現

「脳性麻痺としての女の子を知ってほ しいのではなく
一人のクラスメイトの女の子として みんなに知ってほしい。」

「手を引くことを強制したいのではなく
手を引くこと、声をかけること
友達として自分は何を女の子のために したいのか
それをみんなが考え、
それをすることを子どもたちに期待している。」


幼稚園の先生の期待する作業は
一人の女の子だけでなく
クラス全員に向けられた作業だった。




脳性麻痺であることでなく
何を子ども達みんなと共有するのか

その答えは先生の中にあった

“それを期待してもいい”と未来を創造し たとき
「頑張る姿を共有したい」と先生は語った。



"女の子が幼稚園の活動を頑張れるこ と"これがはじめの目標となった。



女の子は泣いて一日を終える日々を過ごしていた

でも泣きながら、目はいつも何かを追っていた


女の子は険しい顔して七夕の短冊を作っていた
みんな作り終えて,遊び始めても
女の子は止めなかった
作り終えるまで時間が過ぎても作り続けていた・・・。

女の子は友達の竹馬を見つめていた
クラスの中で1人カンポックリをしな がら・・・・。




『みんなと同じだと思えることに参加 したい』それが女の子の大切な作業だった。



先生は女の子が乗れる竹馬を作りたい と言った。

作るのに必要な情報をOT は提供でき る

先生は徹夜で作ったらしい。

その日から女の子は竹馬に乗ることに なった。



女の子は泣かなくなった。

女の子は目標を持った。

女の子は笑顔だった。


そして女の子の姿は誰が見ても 頑張る姿だった。



先生は子ども達を集め 女の子について語った

女の子がみんなと同じだと思えることに参加したいと願っていたこと。

そのために竹馬を頑張ったこと。


先生は子ども達に
竹馬以外にも沢山の活動がある幼稚園 で
女の子も一緒に参加していくために
みんなはどうしたいか聞いていた。



子ども達は一斉に手をあげ 沢山の手段が生まれていった


この日から女の子の側に 先生が付き添うことはなくなった。

代わりにいつも両手を支える友達が女の子の側にいる。



 

2 件のコメント:

  1. お引越しおめでとうございます!
    竹馬の彼女 空中遊泳してるみたい
    がんばれ~
                 

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  2. yasu さん
    めんそーれ♪

    お引っ越しで活動も
    初心に帰ろうと思う
    今日この頃です☆

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