2014年12月30日火曜日

今年を振り返って 2014年

2日前、3年前に巡回相談で関わった女の子の保護者に会う機会がありました。

お母さんは今3年生になった娘さんに対し

「娘は当たり前のように学校に通い、友だちを作り、勉強を頑張っています。今でも先生によって学校に参加のしにくさはあるようですが、そのことは幼稚園のあの時にみんなで話し合いましたからね。私は安心してそんな娘の背中を見ていられます。」と話していました。

お互い嬉しくて涙目で笑って話していましたが、本当に良かった。そして、こんなクライエントの声に自分はいつも支えられていると有り難い気持ちでいっぱいでした。






 今年は作業療法士の方に講演会などで活動やそのコンセプト、そして手段としての面接や作業遂行評価などについて話させていただく機会が多くあった1年でした。
「これでいいのか」いつも問を持って臨床を考えるよう心がけていますが、子どもや親、先生が実際に感じてくれたこと、見せてくれた成長という事実は、胸を張って話していいんだと想い、この1年話させていただきました。
お陰で、沢山の仲間ができ、これからさらなる発展を感じ大変希望を持てる年でした。

2014年1月11日臨床作業療法研修会




刺激をもらった出来事の中に忘れられないのはWFOTでした。


自分の中で蓋をしてきたものも、ちゃんとOPENにしていいんだと自信をもらった出来事でもありました。





その反面、社会の中に届けていくことやシステム化していくことの厳しさも学んだ1年でもありました。これは全て、自分の準備不足と経験不足と捉え、来年に活かしていこうと思います。





来年は宮古で友利さんと新しい一歩も踏みますし、
自分のベースアップにも専念しようと思います。






今年は作業療法士の仲間に助けられた1年でした。
本当に皆様有り難うございました。



来年もどうぞよろしくお願いいたします。
それでは皆様、良いお年を。




2014年12月2日火曜日

子育て家庭支援団体に対する助成活動

この度生命保険協会の「子育て家庭支援団体に対する助成活動」に選ばれました。
沖縄タイムス2014年12月1日

子育てに対する願い

 私達は子育て支援相談や、保育園や小中学校の巡回相談支援を行なっております。その活動の中で、子育てや教育に関する保護者の相談もありますが、どの親御さんも大変不安そうで、相談に対し恐怖心も抱かれている場合が多いです。

 子育てのを相談できるところは地域に増えつつあり、巡回や電話での相談、研修会など地域のサービスも充実し、便利になりました。その流れの中で、子育てで感じる育てにくさや、社会参加(保育園や学校の参加)の難しさに対し、早期に問題を理解し解決していこうという流れもあります。

 「言葉の遅れ」「一人遊びが多い」「友達と喧嘩しやすい」「字が書けない」など子供の問題行動に対し、解決の視点で関わるのであれば、発達障がい(脳の器質的な要因によるもの)、家庭環境、生育歴(今までの生活)などの問題の原因と向き合うことになります。発達障害に産んでしまった不安や、家庭環境や過去の経験を指摘されることへの自身の消失や不安と向き合うことになり、実際に相談で関わった保護者の多くがその不安を口にされていました。
 実は、私自身も長男が1歳の時に「お母さんはお子さんの問題を理解していない」と言われた経験があり、上記のような不安を感じて子育てをしていた時期がありました。 そのような中で、すべての人が安心して子育てができることを支えられないかと始めたことが、現在の活動のきっかけでした。



やりがいを叶える子育て
 私は作業療法と言ってリハビリの仕事をしています。「その人が生きたい人生、やりがいのある生活、やりたいこと」それを叶えることが私達の役割であり、その生活の実現が人の健康ややる気に重要であることを知っていました。その作業療法の視点を取り入れ、子育てと教育に関わり始めました。
「保護者が子供に望む生活」「先生がその子に届けたい教育」「子ども自身がしたいこと」
そんなお子さんの成長に関わる全ての人のやりがいに焦点を当て、その実現を支える。それが私達の役割です。実際にここ6年間で、その子育てと教育が、子供と保護者、先生の健康とやりがいに影響を与え、子供達の成長を支えることもできました。
私達は全ての子ども達と親のやりがいを叶えていける社会づくりに貢献していけることが願いです。 


子育てを通して親も子供も元気になる
ー 子育てに家庭支援 ー

「叱ってはいけないんですか?」「勉強をさせるにはどうしたらいいですか」 
など子育てでは色々な相談が寄せられますが、子供達が自分のしたいことや、する必要があると感じることをどのように選択し、やっていけるのか、そんな子供の生きる力や、やる気スイッチについて知ることで、保護者は「こうしないといけない」「ああしないといけない」といった子育ての方法に悩むことなく、「こうすればもっと子供は自由に成長していけるんだ!」と子供の可能性を最大限活かせる家庭と地域の環境を子育てにやりがいを感じて作っていくことができます。

今回の子育て家庭支援では、そのような子育ての視点と実践をお伝えしていくことで
子育てに悩まれる保護者や学校の先生方のお役に立てればと考えております。


講演会や活動の企画が整いましたらお知らせさせていただきたいと思います。
ご興味がある方がいらっしゃいましたら、下記の連絡先までこ連絡ください。

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