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2015年6月11日木曜日

宮古projet 幼稚園と保育所の巡回相談

宮古島の海
沖縄に住んでいる自分でも格別宮古は綺麗だと思う。

新しくできた伊良部大橋より


友利さんと宮古島に来ています。
宮古島に「届けたい教育」に焦点を当てた支援を届けるために。

1日目は幼稚園、2日目は保育所



2日目:保育所の巡回相談

来年度小学校を予定している5歳の男の子の相談でした。

先生は「以前は一人遊びばかりで友達と興味を持つこともなかったので、友達との関わりは成長したんですよ」と男の子の成長を感じている反面 「でも…小学校に向けて本当にこれでいいのか心配です」と今取り組んでいることに不安を感じていました。

その男の子は遊びでも、整列や片付けなど集団行動でも、やり始めることに時間がかかり、声かけが必要とのことでした 。

早速、巡回相談の目的を伝え、ADOC-Sを使い目標を設定することとなりました。
取り組みに協力的な所長さんの計らいで、保育所のすべての先生が参加しての面談となりました。
担任の先生、去年度まで関わっていた先生、別のクラスから成長を見守ってきた先生、保護者の声を受け取ってきた所長さん、
みんなが意見を出し合い、小学校に向けて男の子に今届けたい保育が話し合われました。

「年長さんとして率先して行動できてほしい。」
「友達と一緒に遊んでほしい!その中でいろんなことへの興味関心を育てたい。」

男の子に期待したいこと、可能性を感じること、みんなの想いを互いに出し合い
目標が決まりました。そして、その午前中観察させてもらったことから 目標を実現するための情報を提供しました。



 担任の先生は、これでいいのかと毎日悩みながらも、様々な取り組みをしてきていました。
具体的な目標を立案し、どうしてできないのかどうしたらできるのかみんなで考えたことで、
はじめて、先生の今までしてきた取り組みは、すべて目標につながるものであったとわかりました。

そのことを知り、涙目で「よかった…」と語る先生達。
この保育所の環境の中で、きっと男の子は成長していけるだろうと思います。



帰りに保育士の先生が言っていました。
「 これまでにも巡回相談は何度かありました。今度もまた何を言われるだろうかと不安でした。自分のやりたい保育に直結したアドバイスをもらったのは初めてです。嬉しかった。」

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

 先日も巡回先の保育園で園長先生が言っていました。 
「専門家が来てアドバイスしてくれるのはいいけれど、診断して障害に応じた対応方法を指導する。でも、それでは子供は育たないんだよ」

昨日ヒヤリングした校長先生も言っていました。 
「どんな障害があるという情報提供はもういらないんだよ」


私たち専門家の役割はなんでしょうか。
私は、子供たちの社会参加を現場の先生たちが、実現していけるよう支えることがだと思っています。

そのことを前提に言わせてもらえるのであれば、障害という言葉で不安にさせるアドバイスではなく、届けたい教育や保育の実現に向けた目標設定と情報提供が重要だと思います。


先生の届けたい保育や教育は、クラス全体を考えてのものでもあり、クラスづくりを通してその子に届くことが、インクルーシブ教育の視点として重要だと思っています。

8月にそんな話を深めていきたいと思っています。


また来ます!宮古島
ここから私達は 日本の教育に発信していける 教育と保育の環境をつくっていこうと思っています。



ありがとうございました※*

  







2015年3月9日月曜日

OTMAG 2015〜岐阜〜

岐阜県羽島で開催されたOTMAGに来ています。


舞台裏でコーヒーを挽き
鰹節をひいて山の水で煮出した出汁で味噌汁を作り
漬物をつけてくる
そんな研修会です(笑)


さて、私はトップバッター…
初の大役緊張しました。
「みんなで決める子ども達の目標」が私のテーマ。





みんなの"届けたい"を目標にする

 学校に巡回相談に行くと、専門家に対し先生方は悩んでいる問題を話されることが多く、その問題を解決してくれると期待されやすい。しかし、問題を解決するのであれば、この問題行動の原因を分析し対処することになります。

問題行動の要因…
  • 器質的要因は今すぐ治すことができません(もちろん器質的要因を見ないのではありません。その回復や維持だけを目的にしないということです)
  • 家庭環境の要因は親の生活が影響しているため学校の先生が関わりにくい。
  • 生活歴の要因においては過去のことなので変えることが出来ません。
そんな「いつ解決するか見通しが持てない問題」と向きあう面談では、障がい児に産んでしまったことや、良い関わりができなかったことなど、子どもに関わる親や先生が苦しい思いをさせてしまう恐れがあります。



 しかし、問題を感じるのはその子に先生・親が届けたいことがあるからです。この「願う生活」「届けたい教育・保育」「僕がしたいこと」みんなのやりたいを目標にし、実現することを目的に支援をしよう!
これが私達ADOCprojectのコンセプトです。

楽しい!ずっとやりたかった!明日からワクワクする!
そんな思いから支援を始めたい。
全ての人が当たり前にやりたい事を選択できる。
それが私達の願いです。





達成したいことのある支援

 先生達は毎日忙しい中、子ども達の問題に追われてきた経緯があります。「さあ!目標を立てましょう」…といっても、目標を立案すれば達成しないといけない支援の不安があるようです。

 目標を立案する、ということは「叶えたいことを思い描く」ことであり、仕事上のtaskではありません。
例えば「友達と学び合ってほしい」という目標に対し
⇒まずは互いに関わる機会を作ろう
⇒掃除という関わる機会の中で子供が変わった
⇒友達も変わった
⇒その様子を見てまた次は運動会でもやってみよう
⇒一歩先が見えてくる…

 常に「達成したい先を見続ける支援」は、なかなか叶えられない不甲斐なさに悩むことはあっても、子供の未来に不安を抱き「これでいいのだろうか」とエンドレスな悩みを抱くことはありません。
 そして「見てください!掃除してるんですよ」「聞いてください!子供たちで教えあったんですよ!」子供の微細な成長も、確かな変化として先生が捉えられる。支援への安心・感動 「支援にやりがいを感じ、変化を実感し喜べる」

目標を持つということは、そんな支援を実現することにつながるのです。



今回の講演では、その他にも目標を持つことの効果や、目標の立て方、先生と保護者が協働関係を築く面接方法などお話させていただきました。





作業療法士の役割

 私達は、面接を通して、先生と保護者の「問題解決」という視点から「届けたいことの実現」という視点へと変えていき、適切な情報収集と提供によって、本人・先生・親のエンパワメントを支持し、主体的に支援に参加できることを実現する。そのようなコンサルタントとしての役割を求められています。
 私達は医療の専門家であり、子ども達の身体的・精神的・認知的機能を含むあらゆる要因を見る力も持っています。しかし、それらの情報収集と提供が、先生や親の「やりたい」を止めてしまうものであるならば、その情報は全くの無意味だと思うのです。
 情報について、提供すべきタイミングと質、形(写真を活用するなど)を適切に選択・調整できれば、クライエントのやりがいに繋がり、主体的に動き出す原動力になり、自信につながり、生活を変えていくことを支えられるのです。




 不安でたまらない支援ではなく、子供の将来を期待し、成長に感動できる支援を実現させていきましょう。インクルーシブ教育が始まり、子ども達の社会参加が保障されつつある今、作業療法士としての役割を強く感じる毎日です。



今回、このような機会を作ってくださった山口さんをはじめOTMAGの皆様
暖かい雰囲気で聞いてくださった会場の皆様
本当にありがとうございました。






2015年2月9日月曜日

第2回 日本臨床作業療法学会 in OKINAWAーこども分科会ー




2月7日〜9日に沖縄で行われた日本臨床作業療法学会、はじめの2日間は分科会.
楽しい分科会でした.まずは各発表の概要です.

山口さんの講義
この分科会の目的は共創
「みんなの作業療法の物語を作る」「盛り上げて参加型で!」



Whyが重要
「みなさんはなぜ沖縄に来たんですか?なぜこの分科会に参加したのですか?」
幼稚園の先生のWhyを共有し,先生のWhyから始まる集団プログラム,遊びの提供を大切にしている.

なぜOBP
 子供達のポテンシャルを引き出せる!「参加」の中だから引き出せる。外来で子どもを見ていた経験からわかった。箱(病院)のなかでは絶対解決しない、街に出た。作業にはパワーがある!問題解決はひとつ問題を取り除くとまた問題が出てくる。問題解決型から自己実現型へ。
実際の先生の変化。受け身でOTにおまかせだった先生⇒「OTより私達が上手よ!集団は私達の専門だもの」と先生。

OTは最高の技術を持った黒子になれ!
クライエントの作業の実現が,生活に、人生に波及されていく…





続いては
成瀬さん:PT(福井大学医学部付属病院)
「本ケースが自分にとって衝撃的だったので、皆さんにご意見をいただきたい」と発表の目的を語ってスタート。


心因性の歩行障害。機能面での問題は全くなかったのに 歩けない6年生の男の子との関わりを通して、PTとしてのアイデンティティを考える機会となった。
「彼と関わる中で、A君が変わるり、A君の様子を見てPT(僕)も変わっていくことを感じた」と話す。

成瀬さんは他職種(PT)としてOTの存在について語ってくれた。「PTは歩行訓練をするが”何のために歩きたいのか”その目的を重視する視点を持っていなかった。OTと仲良くなりたい。





高畑さん(奈良県総合リハビリテーションセンター)
本研究と発表の目的について「SIの効果研究は僕のアイデンティティ。エビデンスのなさを指摘された過去の経験が自分を動かしている」と語る。

字が読めないLDのお子さんについて、”字を読む”の技能のベースとなっている,姿勢・両側統合・視機能の改善に介入し、読字の改善に影響を与えたことを報告した。
字を読めない⇒「楽しい作業」を通して書字能力を向上させたい!





狩野さん(奈良県総合リハビリテーションセンター)

 友達のペースについていけず,学校の準備が遅く,友達と一緒にできる遊びがすくなかった男の子。何事も「できない」「わからない」が口癖だった。
どうしてできないのか?その原因であった#自身の動きとイメージができない,#遊びのアイディアが出ない,#順序立てられない の改善に向けた介入で,できる事が増えていった。
一番の変化は…「〜しよう」「やってみよう」と意志が生まれたこと。

CLが作業を選択していくために重要な,「したい」「やってみよう」を支える作業療法でした。






− 2日目は私の講義からスタート −         
仲間 講義
なぜ作業に焦点を当てるのか?
  1. 今生活を変えることができる
  2. クライエントが主体になれる
  3. 協働関係を築ける
  4. エンパワメントを引き出せる

1.子どもの今できるようになってほしい作業は、今することに意味がある。作業ができる事で人と人をつなぎ、人と社会をつなぐ。つながった人と社会(友達・先生)は作業を通して影響しあう。作業ができる事は,人を育てその子が人生を共にする社会を育てる

2.自分のしたいことだから、CLは主体的になれる。OTが扱う作業遂行の情報は生活リスク。医学リスクは生活を制限するが、生活リスクは生活の可能性を引き出す

3.作業の実現に向けた協働関係の上で,誰もが笑顔で支援に参加できる。作業療法士はこの共同関係の中にいる存在であり、かつ協働関係を支える黒子の存在でもある。

4.人と人、人と社会がつながった生活の中で,支援される側もする側も最高のパフォーマンスを出そうと自分で問題を解決していく。そのエンパワメントにすごい力がある。





山口さん
「保育士が専門家の手を離れ、先生が支援計画を立案し子どもの行動を変容していくべきなんだ。」

ADOC-S+GASで目標を保育士が主体的に設定していくことの効果を研究。遂行度より満足感が強く向上することなど,その効果を報告。
「GASによるスモールステップを明確にすることで,保育士が子どもの成長の変化を捉えることを助ける」
「GASを面接で取ることで、いつ どこで どんなふうに、という具体的目標として浮き彫りになる。同時進行、時間短縮、面接の技術のサポートが期待される」





村上さん(キャスパーアプローチ)
「いまできる」を支える重要性をケースを通して報告。
治療をするのではなく、今生活を変える。姿勢を安定させることは「手段」大切なことはその先ににある。その時に、その瞬間、それができることの大切さがある
やりたいと思うからこそ力になる。開放された環境でないと子どものパワーは出ない「設定された環境では出ない」 障がいに合わせた椅子作りではダメなんだ!やりたい事を実現するために道具を作ることが自分の役割。

「人工的に作った目標は本来の人間の本能を無視している」と近藤さん。
「目標を決めるおこがましさを考えさせられる」と山口さん。





佐藤さん(奈良総合リハビリテーション)

自分を感じられないから,人を意識できなかった男の子。自分を意識できるように身体図式を改善していくための遊びの段階付(輪郭 Passiveから運動 Active)を行った。
人とのつながりの中の自分を意識できるようになってほしい!

子どもが作業を選択していくために,自分を知り,他者を意識し,そして社会の中の自分の存在価値や役割を意識できることが重要。今回の発表はそのベースを育む作業療法でした。





今井さん(平谷子ども発達クリニック)
自分のしたいことについて「分からない」と答える子ども,「OTにお任せします」という母親に対し,OTの役割と目的を,本人と保護者に具体的に伝え,共に考えアプローチした水泳を通し,子どもと母親が変わっていった。

母親は子どもに期待したいこととしての目標を持ち,子どもは「これをする」と作業選択の力を持つことができた.





伊地知さん(するーぴーす)
乗馬を取り入れ、「行きたい!」の想いを育むことができた…しかし日常生活に変化をおこすことができなかった。とゆめさん。

「乗馬」という作業にOTが酔ってしまうことなく、CLの生活に本当に貢献できたのか?を自分自身で問う伊地知さんの発表は,CLの健康を本当に願うOTとして勉強になりました。
「自分も乗馬が好き。でも乗馬はキッカケ。」と比嘉一絵さん。
人生のキッカケを作る作業療法の視点を考えさせられました。




鯉田さん(奈良県総合リハビリテーションセンター)
保育士とOTの協働関係をつくるために始めた”こら弁”
鯉田さんの「質問していいのだろうか?」に悩んだ自身の経験から生み出された取り組みだった。

鯉田さんは人の2倍は早く生きている(笑)ような素敵な人でした。
何でも「まずやってみよう」でここまで試行錯誤していた、と飲み会でも語っていました。





近藤さん(小山田記念温泉病院)
お母さんをクラエントとして考える。「親は犠牲にならないといけないのか?」
子どものもっとも重要な環境である母親の健康を支え,子ども自身の作業選択を広げる取り組み。
OTはきっかけ。クライエントの作業はクライエントだけが知っており、クライエントが変えていける。作業療法は素晴らしい!にOTが酔ってしまうことはどうなのかな。
と沢山の問いを投げかけてくれた発表でした。

子どもの分科会は近藤さんの発表を優秀賞として選びました。
作業療法の真の目的を考えてほしい!分科会みんなの想いを載せて…








まとめ

「共創」を目的とした分科会。飲み会中も,ランチタイムも削って(笑)みんなで話し合って出した答え。この答えは変わっていくだろう。
でも今私達の進むべき子どもの作業療法のWhyとして,
参加したみんなの心に刻んでおこう!




「私達のやりたい作業療法とは?」

今 生活を変え
感動で支援に関わる人をつなぎ
みんなが笑顔で参加できる作業療法




その実現として,作業療法には重要な3つの役割がある!と確信しました.その各役割の重要性と可能性は,それぞれの発表者が示してくれました.

1)「やりたい」「やってほしい」のベースを支える介入
  • 歩けるをささえる:成瀬PT
  • 座れる,できる:村上潤
  • 「できない」「やってみよう」:狩野
  • 自分に気づき他者を意識することを支える:佐藤
  • 楽しみの詰まった遊び(乗馬)でそのキッカケを作る:伊地知
  • 環境(母)を健康にし子どもの作業選択を広げる:近藤

2)作業を発掘する介入
  • やりたいを具体的に段階づける:山口
  • クライエント主体:仲間
  • みんなが作業に焦点を当てられるためのADOC-S:仲間・友利・宇佐美
  • OT役割を伝えることで「やりたい」をひきだす:今井

3)作業遂行の実現を支える介入
  • クライエントが取り扱える情報を提供する:仲間
  • コラベンで作業療法士と先生の関係をつくる:鯉田
  • やりたい事を実現するために道具を作る:村上潤
  • 保育園の中の作業を出来る形にしていく:山口
  • 保育士の”できる”を支える:山口・仲間
  • 実現のための切り口を増やす:高畑
  • 根拠のある介入を支える研究:高畑・山口



終わりたくない…


また会おう!
また創ろう!
これからも共に!

2013年10月21日月曜日

岐阜で行なわれている素敵な子供の支援体制を学んできました。

14日から21日まで、岐阜・東京を満喫してきました.
ディズニーランド最高だったなーーーー.
この年になって「ミッキーーーーー!!!」と叫んでしまいました.帰りたくなかった…,



さて、今回の旅の一番の目的は岐阜のOT、Y先生の子供の支援を見に行くことでした.
15日の午前:保育園の巡回相談
15日の午後:ことばの教室(発達支援センター)
Y先生は病院では子供の外来や入院をみて、さらに地域の療育センターや児童デイ、保育園や幼稚園、小学校や保健センター等で作業療法を展開している、私にとってはまさに目指す先にあるような体制を、医師や心理士と連携して築いてこられたそうです.

ここでの取り組みの一部に参加させていただき、感動したことは大きく3点ありました.
1)機関同士の連携
2)保育士や支援員のスキルと姿勢
3)作業療法士の情報の扱い方

機関同士の連携
保育園の取り組みの中で、小集団での特別プログラムをおこなっていました(これをやろうという保育園の意識にも感動でしたが…その他に感動しすぎてここはもう当たり前の世界に感じてしまう程でした)
その保育園の取り組みに、地域の保健士さんや、福祉課の方が参加されていました.沖縄では保育園に他機関の人が取り組みに参加しにくることを見たことがなく、面談ですら1年に1度行なわれるか否かの世界でしたので、ほんとうに連携の熱さを感じました.

保育士や支援員のスキルと姿勢
集団プログラムを保育士さんが計画して進めていくのですが、事前にプログラムの内容と目的が明確に示された計画書の作成もされていました.実際に行なう保育士さんの姿勢も、そこへの熱意が感じられ、そのパワーにも圧巻でした.

作業療法士の情報の扱い方
 午後のことばの教室では、Y先生も参加してのプログラムがありました.保護者との面接の後、実際に遊びを通した介入を支援員や保育士の先生方と一緒に行ない、最後に保護者と先生達にY先生がフィードバックされる流れでした.
 最初の面接の時にこれから行なうプログラムを含め支援の目的を共有し、遊びの介入では、その目的を実現させるために柔軟に遊びの環境や道具、声かけや設定を変えていく.そこでのお子さんの様子からさらに遊びを展開していかれていました.その遊びの展開は、子供の持っている力を十分引き出し、友達との協力や、順番などのルール、活動へのチャレンジといった「参加」につないでいくもので、見ているこちらも、お子さんが”できていく様子”に感動で泣きそうでした.
 そしてフィードバック.保護者や先生達に、「どうしてできないのかどうしたらできるのか」を伝え、その情報から聞き手が「これからどうしていきたいのか」を創造していける、エンパワメントにつながるものでした.子供がその作業を「どうしてできないのか」を伝える時に、専門的な知識からわかることをしっかり伝えることも重要だな、と感じながら見学させていただきました.医学的な情報を他職種でもすっと入っていくように噛み砕いて伝えていらっしゃる、Y先生の素敵なところも学ばせていただきました.


私は直接介入をしてこなかったのですが、そういった面を吸収して、沖縄にもこんな素敵な地域の連携を輸入したいです.
機関同士の体制も、保育士の姿勢も、日頃から勉強会などY先生や一緒に働いているPT,STのスタッフの皆さんが地域に働きかけてきた、ベースがあるからのようで、それも含めた体制づくりを学べた岐阜旅行でした.


ちなみに
食事にも感動!!



2013年1月18日金曜日

支援者向け研修会 in うるま市

昨日の研修会は自分の声が自分で聞こえないほど緊張していました。4年前の研修会もこんな風に緊張していたなと思い出します。





4年前の夏
巡回相談をはじめて半年が経った頃、地域の幼稚園、小中学校の先生方の研修会で講師をさせていただくことがありました。その機会を下さった校長先生とそこで伝えることは決めていました。
「発達障害に対しどんな対応をすべきかではなく、なぜ支援をするのかを考えよう」
「子どもがしていることの原因よりも想いを知ろう」
研修会が終わりその後の懇親会まで人が耐えないほど反響は大きく「応援するよ」と言ってくれた方も沢山いて嬉しかった。
…でも実は研修会のすぐ後に、数名の先生に囲まれて「いま困っているのに、対応の仕方を教えてくれないと意味がないじゃないか。忙しいなか集まったのに。」と言われていた。このことは駆け出しの自分には衝撃的で心にしまうことにしました。


あれから4年

研修会が終わって囲んでくれたのは、「これから楽しみだね」と一緒に言ってくれる仲間でした。

沢山のアンケートには「問題行動の原因や障がいよりも、本当は何がしたいんだろうと子どもの作業を考える視点を持ちたい」
「保護者と叶えたい将来といま大切なことを共有して協働関係をつくりたい」
といったコメントを多数頂きました。他にも
「このような研修には珍しく感性にうったえるもので良かった」
「授業を自習にしてでもすべての教員に聞いてもらう内容だと思う」
など頂き、伝わったんだ…と感動でした。

4年前と伝えたいことは変わっていませんが、聞いている方の心を動かせたのは、4年間で経験してきた、子ども達や先生、保護者が作業の実現を通して変わっていった事実だと思います。昨日のことがこの地域にどのように影響していくかはこれからですが、アンケートのコメントを見る中では、種はまけたかなと思います。


2012年11月15日木曜日

地域で取り組む目的


友達と遊ぶこと
学校の友達と勉強に励むこと
資格を取るために学校に通うこと
クラブ活動のサッカーを頑張ること
家族のために仕事をすること
家族の健康を考えておいしい料理を作ること
休日にサーフィンをすること
大好きな花を育てること
孫と一緒に散歩をすること
地域の仲間とグランドゴルフをすること
軒先でユンタクすること…



「やりたい、する必要があると思う、してもいい」とあなたが感じることは
すべてあなたにとって「意味のある作業」です


その人にとって意味のある作業ができることによって、私達はやりがいのある日々を過ごし、楽しくいられたり、ワクワクしたり、元気でいられたり、足腰を丈夫に保ったり、家庭や社会の中で役割を担うことができたりしています。
「人は意味のある作業ができることによって、健康になることができます」



意味のある作業ができることで、私達は生きがいを見つけ、自分の将来を創造し、やりたいことやすべきことを自ら選び実現していく力を持つことができます。
「人は意味のある作業ができることで、自分の人生をつくることができます」



私は”すべての人が、自分にとって意味のある作業ができることで、健康をコントロールし、人生を築いていける社会”をつくることを目的に地域での取り組みを行っています。




2012年8月3日金曜日

メインストリームを掲げて・・・4年後




4年前になります。
2008年の作業科学研究誌にAlison Wicks先生の特別講演の記事
『メインストリームへ:作業科学を見えるように』
が掲載され、それを何度も呼んで大興奮しました。

私も!私も!
当時、地域の小学校に作業療法を届けはじめた頃で、
模索しながらも、教員に受け入れられる兆しが見えはじめた時でした。
同じ学院で仕事をしていた琉球OTさんとも
どうしたら社会に作業療法を伝えていけるんだろうと
熱く語っていたのを覚えています。


あれから4年。
いろいろ模索しながらたどってきた全ての道は
形になったもの
形にならなかったもの
苦しいだけで終わったもの
自信を持たせてもらったもの

いろいろな結果を色づかせています。
その結果はどうあれ
全ては自分の中の経験として意味のあることとして
私自身は納得していることばかりです。

その経験の中から、今また違う花が咲いているので
メインストリームを意識して書き留めておこうと思います。






2年前、地域のママ友達からSOSがありました。
保育所で「発達検査を受けてきてもらいたい」と急にいわれたとのことでした。
次年度支援員をつけたい保育所の所長(安全という危険)と
発達障害という診断をもらってからの息子の人生に不安を感じる両親と
その間をつなぎながら、本当に大切なことをともに考えていけるよう関わったことがありました。


その友達が保健師さんだったこともあり
“作業療法士”が地域に貢献できる新たな道を造っていけるようになりました。

それが現在の「検診後事後教室」の参加につながっています。

その教室の中で現在は他の専門職と一緒に働いています。
従来のスタイルを学びつつ、作業療法士として大切にしていくことは守り続けています。

「生活(作業)に焦点を当て、子どもと親がその子の生活に納得し自信を持って参加していけること」


そのため、
その実現に不必要な、医学情報は取り扱いません。
その実現に不必要な、評価もしません。
その実現に不必要な、医療との繋がり(診断をつける)は進めません。

そして、
その実現に必要であれば、その生活にどんな利点があるのかなどを説明した後評価を実施しています。
その実現に必要であれば、保育所にも行きます。
その実現に必要であれば、保育士と保護者とともに目標を共有します。



その関わり方は
従来の専門家の関わり方と違います。
生活(作業)の実現のプロである私達にしかできない関わり方だと思います。
そしてそのことを、実践を通して
保健師や保育士、保護者、保健福祉課の行政が感じてくれつつあります。
事後教室にとどまらない今後の作業療法士の職域につながりつつあります。


メインストリームへ・・・

他職種と連携しながら
たとえ長い文化が作り上げてきた従来のスタイルがあろうとも
自分(作業療法士)の信じることを最後まで突き通す先に
それはあるんだと今感じています。





2012年5月30日水曜日

生活に焦点を当てて子育てを共有する

今日は嬉しいことがあったので
長いつぶやきの変わりにブログにします。


6月15日に「保育サポーター養成講座」の一講座として
”気になることの関わりについて”という項目で
講師依頼を受けています。
保育サポーター養成講座:http://rinkishikawa.ti-da.net/e4017075.html
養成講座となっていますが地域の住民や学校で支援している方など
様々な方も参加できるよう設定された会です。

今日はその講座内容を打ち合わせるために
うるま市ファミサポ(りんく・いしかわ)に行ってきました。

はじめの依頼の内容は「気になる子の対応の仕方」「発達障害の理解」的なことでしたが、
項目だけでなく、その依頼をした先方の想いを必ず深く聴くようにしています。
↑この時間を設けることで、満足してもらえるものを提供できるという利点だけでなく、
作業(生活)に目を向け関わることの可能性を地域に伝えるチャンスが眠っているかもしれないからです。

りんく・いしかわスタッフの方に、依頼内容に対する想いをお伺いすると

  1. サポーターと利用者が同じ地域で子育てする中で、ファミサポのサービス利用をきっかけに、共に地域でその子の成長を共有できる輪を作りたい。(ファミサポとは:http://www.city.uruma.lg.jp/DAT/LIB/WEB/1/fami-sapo.pdf)
  2. サポーターが気になる子と関わったときに、「お母さんのしつけが悪いから」という誤解をしないようにしたい。
  3. 様々な子と関わる中で、その子にとっていい関わりが持てるようにしたい。
  4. 預かるサポーターが不安や自信をなくすようなことがなく、ファミサポの活動を続けられるようにしたい。

という熱い想いがあることがわかりました。

この想いを実現させるために

  • サポーターと利用する保護者が、子育てに対し恊働できること。
  • サポーターも保護者も子どもとの関わりに対し自信を持って関われる(エンパワメント)

が重要であることをスタッフの方と共有し
そのために生活に焦点を当てて子どもを理解することを伝えました。

『生活に焦点を当てる』とは

例えば
「自閉症だから自分の家じゃない場所で過ごすことにパニックを起こすことがあります」
という情報よりも
「自宅や家族などその子の慣れた環境では大丈夫だけど、初めての場所や人など、慣れていない環境に対し子どもはよく不安を感じます。時におさえきれないほど過度に不安を感じる子もいますし、その不安を言葉にできず、泣いたり、暴れたり、叫んだり、逃げたりすることで伝えようとする子もいます。」
というように実際によくある生活での問題に対し、子どもの視点で『どうして困っているのか』を伝える。

生活に焦点を当てた情報の利点は、

  • その問題が実際起ったときに、そのサポーターができる具体的な対応をとることができます。
  • その問題を保護者と共有するときに、「自閉症だから…」ではなく「初めての場所に不安だったんですね。でもこんな対応したら過ごすことができましたよ」と伝えることで、保護者も受け取りやすく、かつ自分の生活のヒントにもなります。サポーターと保護者の恊働につながる可能性がありますね。
と、生活(作業)に焦点を当てることの利点を、ファミサポの想いの実現とリンクして伝えていきました。

伝わったようでした☆
今回の講演の内容は、発達障害の理解ではなく、
サポーターと保護者がともに子育てを見つめていけるための子ども理解
ということになりました。

楽しみです!!





2012年5月15日火曜日

作業と環境の良循環と子どもの成長






子どもは環境の呼びかけに応じて
自分のしたいこと、する必要があると感じること(作業)を選びます。

子どもは自分の選択した作業をしていけることを通し
心と身体と考える力を成長させ、価値観や世界を広げていきます。

子どもの成長と広がる世界によって
子どもの周りの環境は変わっていきます。

環境が変わり環境からの呼びかけが変わることで
子どもは新たなしたいことを選んでいきます。










子どもの成長はこの良循環の中で
止まることなく続いて行きます。

ここにはその子の可能性が詰まっています。
子ども自身が自分の人生を常に主体的に生きていけることが実現できます。




作業療法はその良循環をつくることを目的としています。





子どもにとって大切な環境である
親が
子どもの将来に向けて今を期待できること
先生が
届けたい教育をその子に届けていいんだと期待できること
友達が
その子を仲間として期待し関われること




その子の周囲の大切な期待に
その子が参加できる環境をつくれることが
作業療法士の重要な役割だと感じています。






http://chibikkoot.blogspot.jp/2012/01/blog-post_25.html
期待されること、期待すること)

2012年5月14日月曜日

その子の生活の中で届けることを大切に



「うちの子はこのままいったら特別支援学級を勧められるだろう。8月には検査受けるように言われると思うから。私立も考えているんだ…夫はこの地域の学校で育つことを願っていたんだけどね。」


先日、あるお母さんが話していました。


もちろん、検査を受けることを親が拒否することもできます。
もちろん、進学先は保護者が最終的な決定権を持っています。

それでも、そういうことじゃないんだと感じています。
学校と先生という環境の中で育って行く子どもにとって
学校に預ける親にとって
地域の人の輪の中にいる家族にとって
そこで育っていくことを
認めてもらえる状況はとても重要なんだと思います。
例え、決定権があっても
決めたことを周囲が認めてくれることの方が重要なのです。



学校に巡回相談をしていて
実際に決められた流れの中で「支援学校」「支援学級」
など進学先が決まっていた子ども達と関わりました。
その子の将来を親と学校で考え、
そのために今大切なことは何か(作業)に焦点を当て
その実現のためにどこでこれから育って行くことが
「その子にとって大切なのか」
という視点から進学先をみんなでもう一度見つめ直すことが出来ました。
誰かが我慢することなく
誰かにのみ責任を迫られることなく
決めたことに、誰もが満足でした。



どの子どもにも、親にも
それができる地域になって欲しい
検査や進学先に不安になることなく
地域で育つことを選べる地域になって欲しい

そう願っています。



4年間の学校巡回相談の経験から
学校だけではその地域を作ることは難しい
と感じています。

親のその不安は
幼稚園の頃には出来上がっていることを知ったからです。
そんな不安を一度も感じることなく
子育てを楽しめるために
どうしたらいいんだろうと考えた時に
もっと前から、
その子の大切なこと(作業)に焦点を当てる視点を
地域に届けることが重要だと考えるようになりました。



特に、“障がい”と出会う時から。



今の社会では、
1歳半と3歳時健診の時に
発達の遅れを指摘され
検査を受けることを進められます。
親がそれを拒否すると
地域から連絡があり「健康診断後事後教室」に通うように進められます。

現在の健康診断後事後教室では
遊びを中心とした関わりを通して
発達の遅れを親に気付いてもらう関わりを行っているそうです。

実際に相談にくる親の多くは
その流れの中で我が子の障がいと出会ったと話していました。
そしてその出会いは親の不安につながっていることを知りました。



障がい
発達の遅れ
子どもの特性

全く知らなくていいとは思いません。
知ることでのメリットも
もちろんわかっています。

でも、大切なことは
我が子の素敵な将来を創造し
そのために今大切な生活(作業)を考えられることから始められることです。

その生活を実現するために
その子の力だけでは苦しいことを共有し
みんなで実現に向け環境を整えていこう!
関わりを大切にしていこう!
という”その子の生活の中で”
子どもの特性・能力・機能について届けることが
地域で育てて行くことの安心につながり、
親が主体的に子育てに参加することを支え、
地域で関わる社会の環境・人と協働していくことの実現につながると感じています。



今、それを実現できる地域づくりのために
私の夢でもあった
健康診断後事後教室に参加できる機会を得ることができました。
保健福祉課の方は
まず行政としては子どもの特性を知り
親にも自覚してもらうことから…
親が発達検査や医療機関とつながることを目標に…
という視点です。でも、
障がいありきの情報管理の長い歴史がある中で
すぐには変えられないかもしれませんが
少しずつ伝えていけたらと願っています。

2012年5月8日火曜日

人生の中での遊びとの出会い

随分前になりますが、 あるお母さんから
「うちの子に合う玩具が購入できる方法を教えて欲しい」 と相談されたことがありました。 
お母さんは発達に問題がある息子さんのために
感覚統合を学び、息子さんの感覚に合わせた玩具が欲しいとのことでした。 

『遊び』は子ども達が 
したい!と感じることのできる活動であり、
 その遊びを通して沢山の機能や社会性の発達に役立つ 
魅力的な活動です。

 引き出された機能や社会性によって、
 生活に!勉強に!学校参加に!就労に!つなげていきたい。 
支援している人の想いがあるのだと思います。



 地域の巡回相談や、我が子の成長を見守る中で 
『遊び』は自然と登場します。

 ある子は 
幼稚園で虫捕りが流行ったから。
 虫が取れることが男の子の中のヒーローになれるから。 
虫取りという遊びに出会い夢中になりました。

 ある子は 
足跡探しが保育園の絵本で出てきたから。 
友達との足跡探しが遊びになり 
「これは巨人の足跡だ!」と最初に探した子が
その日のリーダーになりました。 
リーダーになりたくてしばらく下を向いて歩いてばかりいたのは 
うちの息子でした。 

ある子は 
先生が竹馬を通して頑張ることを体験させたいと期待したから。
 竹馬という遊びがその子の前に現れました。 
竹馬に乗って竹馬チャンピオンになりたい! 
足の皮がむけても、その子は頑張って竹馬を練習しました。 



子ども達が人生の中で出会う遊びは 
教科書通りではなく 
その子の地域の文化や 
その子の社会の人やルールの中で 
自然と生まれるのだと思います。 

その遊びはその子が参加するには 
もしかしたら難しすぎるかもしれない 
その遊びはその子が参加しても 
簡単すぎて意図する機能は引き出されないかもしれない 

でも、その遊びには 
その子自身と親や先生たちの 
大切な想いが沢山含まれています。 
遊びを通して 
「ヒーローになりたい」 「リーダーになりたい」 「頑張る体験をさせたい」
 素敵な想いが含まれています。




 先日一人のお母さんから相談がありました。 
「うちの子は友達が近づくと叩いてしまう」 
お母さんはOTに 叩くというコミュニケーションが 
唯一やっと出来始めたコミュニケーションだから 
危険がない限り見守ってあげてください 
と指導を受けたとのことでした。 


女の子は今年1年生になったそうです。
 通級を利用しながら 通常学級のクラスメイトとの交流を大切にしよう。
 学校の先生たちと一緒に決めることができ 
お母さんはとても嬉しかったそうです。 

今、始まったばかりの学校で 
友達が女の子に沢山挨拶をしてくれるそうです。 
沢山遊びに誘ってくれるそうです。 
その現状に叩いてしか応えられない 
女の子も、お母さんも このままでいいと感じることができず 
不安なんだと話していました。 

叩くことを唯一のコミュニケーションとして見守ることで 
否定されすぎて表現できなくなってしまうリスクを 
回避できるかもしれません。 
それは一つ大切なことなのかもしれません。 

でも、友達との交流を大切にしたいという 
先生とお母さんの想いは 
女の子の人生の中で
今、流れの一つとして自然に生まれたことだと思うのです。
 今大切にしたいことだと思うのです。 


遊びも 
友達との交流も 
その人の人生の中でたくさんの環境の影響を受け
 生まれそして出会い 
実現していくことを 私は大切にしたい。 

そこに 
その子とその子を支える人たちの 
沢山の想いや意味があるから。

2012年4月18日水曜日

いきたい将来



目の前の岩は
自分の全ての問題のように
感じるかもしれない


障害
能力の低さ
目の前の問題行動
親の関わり不足
関わる人の力不足


その岩を乗り越えなければ
先はないと感じ
その岩さえなければと今を嘆く




その岩を乗り越えあなたはどこに行きたいのか」

自分がいきたかったところ
自分が生きたいところ
を考えた時


今が道の途中であり
目の前の岩は
道に転がる石であったと気づく



大切なことは
あなたが“いきたい”将来に向けて
進めること
目の前の岩を乗り越えることは
目的ではない


あなたがしたいと感じること
あなたがする必要があると感じること

あなたにとって意味のあることは
あなたが目の前の岩だけを見ずに
あなたが“いきたい”将来に
進むための道標になる




だから


あなたにとって意味のあることを
大切にしたい
 




あなたにとって意味のあること
作業


~作業療法~