2013年1月18日金曜日

支援者向け研修会 in うるま市

昨日の研修会は自分の声が自分で聞こえないほど緊張していました。4年前の研修会もこんな風に緊張していたなと思い出します。





4年前の夏
巡回相談をはじめて半年が経った頃、地域の幼稚園、小中学校の先生方の研修会で講師をさせていただくことがありました。その機会を下さった校長先生とそこで伝えることは決めていました。
「発達障害に対しどんな対応をすべきかではなく、なぜ支援をするのかを考えよう」
「子どもがしていることの原因よりも想いを知ろう」
研修会が終わりその後の懇親会まで人が耐えないほど反響は大きく「応援するよ」と言ってくれた方も沢山いて嬉しかった。
…でも実は研修会のすぐ後に、数名の先生に囲まれて「いま困っているのに、対応の仕方を教えてくれないと意味がないじゃないか。忙しいなか集まったのに。」と言われていた。このことは駆け出しの自分には衝撃的で心にしまうことにしました。


あれから4年

研修会が終わって囲んでくれたのは、「これから楽しみだね」と一緒に言ってくれる仲間でした。

沢山のアンケートには「問題行動の原因や障がいよりも、本当は何がしたいんだろうと子どもの作業を考える視点を持ちたい」
「保護者と叶えたい将来といま大切なことを共有して協働関係をつくりたい」
といったコメントを多数頂きました。他にも
「このような研修には珍しく感性にうったえるもので良かった」
「授業を自習にしてでもすべての教員に聞いてもらう内容だと思う」
など頂き、伝わったんだ…と感動でした。

4年前と伝えたいことは変わっていませんが、聞いている方の心を動かせたのは、4年間で経験してきた、子ども達や先生、保護者が作業の実現を通して変わっていった事実だと思います。昨日のことがこの地域にどのように影響していくかはこれからですが、アンケートのコメントを見る中では、種はまけたかなと思います。