2013年12月8日日曜日

「もっと知りたい」を育むために

もう3周も建物の縁側をグルグル回っています。
何周したらゴールなのか
息子にはないようです。



ハイハイの時、彼は「もっとあっちに行きたい!」とは訴えませんでした。
ハイハイの時、彼はとても楽しそうでした。
今に満足し
これ以上を望まず
ハイハイで行けるところに行ければ、それでいいようでした。

歩き出したのは2週間前
この2週間で彼は変わりました。
嫌いだった靴も、外に行くための手段として受け入れました。
それどころか、靴さえ渡せば「外に行きたい」と言えなくても、その想いに気づいてくれる!その手段として靴を持ってアピールするようになりました。

嫌いなことも受け入れて
苦手なことも練習して
特別なご褒美や目標がなくても
ただ「歩きたい」その想いに毎日どんどん歩いています。





昨日の研修会で「盲文化」の話がありました。
”見えない”世界の中で情報を得るために、聴覚や触覚、嗅覚などあらゆる感覚を使って「知る」ということのために努力が必要な世界。いまはタブレットやアプリなど便利な道具が生まれたけれど、大切なことは「学びたい」「知りたい」という子供の想いだそうです。

その「知りたい」を育むために重要なことは
「知れるんだ」という成功体験なんだそうです。知ることがうまくできない状況の中だけで育っていくと、「今でいい」と感じ、情報をうまく得られないまま、理解できていない現状に納得してしまい「もっと知りたい」が生まれにくいこともあるそうです。


私は通常学校の巡回で、この環境の中で本人がしたいことを持ち、できるのであればいいのではないかと感じていました。「これでいい」を越えて「もっと」を育むために成功体験が重要であることを改めて感じました。



Nelson Mandela「何事も成功するまでは不可能に思えるものである」
**講演会の中で金森先生が使われていた資料を少し拝借**


息子は「歩ける」成功体験が「歩きたい」を生み
どこまで?どうして?何のために?
よりもただ「歩きたい」のために前に進んでいる。

この先の人生に目標を持っていくけれど、時には成功体験から生まれた欲求に満たされて育つ瞬間も大切なんだな…と息子の背中から学んだ週末でした。




自分の知らないことを学べる毎日に感謝です、最後まで読んでいただきありがとうございました。











0 件のコメント:

コメントを投稿