2012年12月26日水曜日

怒られたときの子ども達の反応と想い


大人になったら怒られることなんて少ないのに
どうして子どもの時はこんなに怒られることが多いのでしょうか。
子ども達って大変ですね…
男の子が3人になった我が家でも
気づいたら注意ばっかりしてしまう自分に気づきます。
反省ばかりです。

さて、
注意した時子ども達はどんな反応をしますか?
拗ねて背を向ける…
聞こえない振りをする…
逆に怒って返す…
巡回相談でも、子ども達のいろいろな反応と出会いますが
その反応に、子ども達の“想い”を感じます。
注意されたことに対する想い。



うちの息子は食事中座っていることが苦手でした
「こら!机の上に脚を上げちゃだめでしょ!!」
注意されると息子は、聞こえない振りをしてスローモーションで脚をおろすことがありました。
息子のその様子から
食事中姿勢を正して食べなくては行けないことを知っていること、
食事中姿勢を崩してしまったことを親に見られたくなかったこと、
ちゃんと食べられることを親に認めてほしいということ、
・・・そんな息子の“食事をすることに対する想い”を感じます。
食事中姿勢を崩すことはいけないことですが
息子の想いを尊重するならば
やりたくてもできずに一番困ってるのは息子本人だったのだと思います。


注意してしまう行動はどうしてもでてきてしまいますが
それが「できる」か「できない」かだけでなく
注意したときのその子の反応も含めて
“それをすることにどんな想いをその子は持っているのだろう”
という視点で見てみると
子ども達の素敵な想いを感じることができます。
この視点は「子どものしたいこと、する必要があると感じていることはどんなことだろう?」という、子どもの作業に焦点を当てて一緒に考える視点だと思います。



ちなみに、
私が短気のため、すぐに息子を注意してしまうのですが、時々
「こら!・・・でもわかってたんだよね。どうしたらできるか一緒に考えてみよう」
と声をかけています。息子に“だめなことをちゃんとわかっている君を、認めていますよ”というメッセージを送るためです。それが息子のしたいことですから。
息子はとても嬉しそうですし、できないことにも何度もチャレンジするようになってきています。




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