2011年8月31日水曜日

作業を扱う事例を中心に・・・



学科会議で1人の同僚が
「学生には作業を扱っている事例を探すよう声をかけています」
と話し始めました。

臨床実習を目の前にした学生たちに
どんな補講をさせたほうがいいのか?
の議論の中でのことでした。




職場では何年も前から解決できないままの悩みがあります。
障害に焦点を当てるか
作業に焦点を当てるか

もちろんみんな「ぼくは障害に焦点は当ててない」「クライエント中心です」
と胸を張っていっています。

みんなクライエントが好きだし,
学生も大好き。


今自分がやっていることが
「クライエント中心」であり,「障害に焦点を当てた介入」ではない
と信念を持っています。


作業のこと
クライエント中心のこと
面談のこと
作業遂行のこと

クライエント中心について伝えようとした声は
その信念を前に,なかなか届かないようでした。




そんな中,今日の会議の一言は
前から作業について耳を傾けていた人ではなく,
もう届かないと感じていた人の中からの声でした。

きっと,以前職場にいた人が,一生懸命植えてきた
作業の種(資料配布)が
花咲いたのだろうと思います。



今朝,急いでAnn Fisher先生の作業についての文献(OTジャーナルVol37.410-414)を
そっとその方の机に置きました。

「これもらっていいの?読んでみるね~」
そう笑顔で言ってくれた様子にほっと一息・・・

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