2012年11月1日木曜日

どうしたら子どもが勉強しますか?

子どもが勉強しないんです
どうしたら勉強しますか?
ドリルをやったらおこずかいあげていますがいいのでしょうか。


などなど
講習会や巡回相談でよく聞かれる勉強の相談。



以前テレビで子どもがテストを持ち帰った時に
テストの点数を褒めるのと
テストのために勉強したことを褒めるのとでは
その後の勉強に向かう子どもの意欲に差があるという研究結果を聞いたことがあります。

テストの点数(結果)を褒めるケースでは
いい点数が取れなくなると勉強をやめてしまったり、
結果が出ないことや、はじめからいい点取れそうもないことには勉強しなくなる子が多かったそうです。

一方、勉強したこと(頑張ったこと)を褒められた子どもは
自分で勉強することを選び、たとえ結果が悪くても試行錯誤しながら勉強と向き合い続けられる子が多かったそうです。


前者と後者の違いについて
勉強することの目的の違いだと話していました。



テストや成績などは他者の評価にすぎません。
その評価は子どもが頑張った評価ではない。
他者の評価よりも、
その子自身が頑張ったということに
親が目を向けることが大切だということです。


そして後者の頑張ったことを褒めることは
子どもの選択の尊重があるんだと思います。

テストがある、もっと遊びたい、テレビを見たい、勉強は難しい、お母さんが喜ぶ…
色々な環境の中から、その子自身が選択したこと(勉強をがんばったったこと)を一緒に喜ぶことで、子どもは自分の選択を大切にしてもらえていると感じることができるのだと思います。



はじめの問いにあった
「どうしたら勉強しますか?」

色々な方法があると思いますが
「どうしたら子どもが勉強することを選べるのか」
についてであれば
どうして勉強が大切なのかなど勉強することを選べるための情報を伝え、
子どもの選択する力を信じ、尊重することだと思います。


ちなみに、勉強したことに対しお金など報酬をあげることについてですが
勉強することと出会うきっかけとしては一つの手段ですが
勉強するならお金をあげる
お金をくれるから勉強する
「勉強すること」の選択は親がしていることになるので
子どもが選択できることを私はおすすめしたいです。







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